
フリーランスになったら、確定申告しないといけないんですよね…。
めんどくさそう…。やだな…。

まぁ、めんどくさいんだけどね。
でも、これを頑張ると、税金が正社員の時の半分位になるから!
頑張んないと損!
去年までもふるさと納税を5社以上している関係で、毎年確定申告はしていたのですが、今年から、はじめて確定申告らしい確定申告をすることになったので、まとめておきます。
結局何をすればいい?
確定申告…やることがたくさんあって大変そう。と思うかもしれませんが、結局は、以下の2枚の資料を税務署に送るだけの作業になります。
じゃあ簡単?
確定申告書の事業所得欄、収支内訳書の売上(収入)欄に、収入を記載し、合計とか〇-〇と書いてあるところを記入すれば、最低限は完成です。
ですが、このままだと課税所得(収入から経費、控除を引いたもの)が高く、税金が高くなってしまいます。
例えば、年収600万だった場合、経費も控除も何も計算しなければ、課税所得=600万となります。
所得税の税率は、課税所得が330万円~695万円の時は課税所得の20%-427500円なので、
600×0.2-427500円⇒77万2500円となります。
住民税は住んでいる地域にもよるのですが、簡単に計算するために課税所得の10%とします(実際にはこれより少しだけ安くなるところが多いかなと思います)
そうすると、600×0.1⇒60万となります。
所得税77万。住民税60万。合わせて137万…
高いですね…こんなに払えません…
なので、経費の計上、各控除をしていくわけです。
逆にめんどうだから、いいよ、これ全部払うよって方は、面倒な計上は不要です(笑)
控除の記入
控除はサラリーマンの時も、バイトの時もあったと思います。年末になると書かされるやつですね。こんなやつです。

これと同じようなことをしていきます。
基礎控除
必ず皆が使える控除です。38万円固定。
社会保険控除
年金、保険の分の控除です。
社会保険でも国民健康保険でも、厚生年金でも国民年金でもこの控除の対象になります。
生命保険料控除、地震保険控除
各、保険に入っていれば控除されます。限度額があります。
寄付金控除
ふるさと納税の控除はこちらです。限度額があります。
扶養控除、配偶者控除
扶養に入っているお子さんや、配偶者の方がいれば控除されます。
共働きの場合はだめです。
経費を計上
仕事をするにはスーツが必要だし、付き合いでの飲み代も必要です。
でも、全国のサラリーマンが全員経費の申請をしないといけないとなると、申請する側もされる側も大変なので、実は会社に雇われている人は、見込みの経費が計上されています。
そして、その経費分には税金はかかってきません。
経費の話なんですが、給与所得控除といいます。ややこしい…。
金額で言うとこのくらい。
・給与年収が162.5万円まで:65万円
・給与年収が162.5万円超~180万円以下:給与年収×40%
・給与年収が180万円超~360万円以下:給与年収×30%+18万円
・給与年収が360万円超~660万円以下:給与年収×20%+54万円
・給与年収が660万円超~1,000万円以下:給与年収×10%+120万円
・給与年収が1,000万円超:220万円
・給与年収が1,500万円超:245万円(上限)
ですが、フリーランスというのは、個人で会社を経営しているとになるので、しっかり使った分の経費を申請しないといけません。
会社を経営すると、経費はすごく安いかもしれないし、すごくかかるかもしれないし、申請しないと判断がつかないからですね。
ただ、私たちシステムエンジニア(SE)のフリーランスの場合は、やっていることはサラリーマンとほぼ変わりません。なので、↑の金額程度の経費を申請するのが無難です。
まとめ
上記の控除、経費の計上をすることで、課税対象の金額ががくっと減ります。
先ほど例で挙げた年収600万なら、おそらくそんなに頑張らなくても400万。がんばれば300万くらいになると思います。
課税対象の金額が下がれば、税金も下がります。
600万だったときは137万もかかった税金が、60万程度に下がると思います。

めんどくさがらずに、ちゃんと確定申告しないとってことですね!
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